パートで雇用保険に加入する際の条件
パートタイマーやアルバイトなど、正社員に比べて賃金が安かったり労働時間が短い立場の場合、雇用保険に加入する際の条件は違ってくるのでしょうか。
結論から言いますと、正社員であれパートであれ雇用保険の加入条件に違いはありません。雇用保険の加入条件は基本的に以下のとおりです。
【雇用保険加入条件 一定以上の勤務時間・期間】
「原則として、1週間に20時間以上働き、更に31日以上働き続ける予定であること」が条件です。
この条件を満たせば正社員・パート・アルバイトの区別なく強制的に雇用保険に入らなければなりません。
以上の条件を満たす労働者(パート・アルバイト含む)が一人以上いる場合、個人経営であろうと、その勤務先は必ず「雇用保険適用事業所」となり、そこで規定の時間と期間働く者は全て雇用保険に入る義務があります。
新たにパートやアルバイトとして働く場合は、1日あたりの「所定労働時間」と「契約期間」を確認し、雇用保険の加入条件を満たすか確認しましょう。会社によっては「面倒だから」「短期の勤務だから」「忘れていた」などの理由でパートタイマーを雇用保険に加入させないケースも残念ながら多く見られます。
2016/04/05 | 自由が丘税理士法人の気になるブログ..